犬や猫を飼っているうえで、フィラリアやノミダニの対策は欠かせないものです。
多くの人は、獣医さんで買っていると思いますが、実は個人でネット通販で買えます。
しかも、値段は動物病院で買うより半額以上安くなることも多いです。
ネット通販に抵抗がある人もいるかもしれませんが、実際に注文してみましたのでレビューをしてみます。
フィラリアとは?
犬や猫などのペットがフィラリアに感染すると、心臓や肺に症状が出ます。
不整脈や呼吸困難などが発症し、発症から3年で95%が死に至る恐ろしい感染症です。
しかし、この数値は予防を行わずに屋外で犬を飼育した場合であり、適切に予防薬を投薬することで防ぐことができます。また、フィラリアに感染してしまった場合でも治療は可能ですが、心不全や咳が後遺症として残るケースもあるようです。
こうした理由から、フィラリアを予防することが大切であり、「室内で飼う」、「適切に予防薬を投薬する」ことが重要です。
フィラリア予防が必要なのはいつから?
蚊の活動時期:毎年4月から12月は蚊の活動時期です。
投与の間隔:フィラリア予防薬は「月に1回」与えるのが基本となります。
蚊が飛び始めるのが4月だとすると、対策が必要なのは1か月後の5月からとなります。
ミクロフィラリアが体内に入った後、心臓に移動するまで2~3か月かかります。その間に薬で駆除する必要があります。 また、日本国内でも北海道と沖縄では蚊の活動時期は大きく違います。 蚊が飛び始める時期をしっかり見極める必要があるでしょう。
sftsとは
SFTSは、ウイルスを有するマダニに咬まれることにより感染する死亡することもある怖い病気です。
アジアの広い地域で流行している可能性があり、日本国内でも毎年60~100名程度の患者が報告されています。
参考|重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に関するQ&A|厚生労働省
sftsの症状は?
体調不良の症状が出ますが、潜伏期間もあり5日~2週間程度は症状が出ない場合も多いようです。また、ヒトからヒトへの感染事例(患者から医療従事者への感染)やネコに咬まれて感染する場合には潜伏期間は、より短い場合があり注意が必要です。
人が感染すると致死率は約30%
中国では、致命率は6-30%とされていますが、国立感染症研究所の研究によると日本のSFTS患者の致命率は約30%です。
sfts 感染経路
多くの場合、草むらや山などの藪に入ることでマダニが付き、咬まれて感染します。
野生動物のいる地域のみならず、最近では都会の公園や河川敷にも生息していますので注意が必要です。
猫の場合はお出かけから帰ってきたときもチェックする必要があるでしょう。
また、野良猫や野良犬の保護から先住ペットへの感染も多いようです。
マダニとは?
マダニは普段、よく耳にする『ダニ』とは別の種類です。
マダニ(動物に寄生する)とダニ(ハウスダストマイト)では大きさも違います。ダニの大きさは約0.2~0.4mmに比べ、マダニの大きさは未吸血の状態のときでも、2~3mm以上あります。
また最大に血を吸っている状態では、通常の体重の100倍から200倍になります。
ダニは一般に布団や畳の中に住み人のアレルギーの原因になる以外には、病原体を運ぶことはほとんどありませんが、マダニは様々な病原体を運んでくる恐ろしい可能性があります。
マダニの発生時期は?
5月~9月の間で発生することが多いですが、1年を通して活動をしているので対策の必要があります。
種類の選び方と値段は?
猫用の薬の選び方
猫用の薬は2種類に分かれています。
子猫用と大人の猫用でわかれていますので注意してください。
子犬子猫用(2.5kg以下):3000円~
猫用(生後8週以上):3300円~
犬用の薬の選び方
小型犬用や中型犬用など、種類ごとに分かれていますが、商品によって小型犬と中型犬の体重が違っていたりします。
きちんと商品ページのサイズを確認しましょう。
子犬子猫用(2.5kg以下):3000円~
超小型犬用(2.6~5kg):3350円~
小型犬用(5~10kg):4400円~
中型犬用(10~20kg):5100円~
大型犬用(20~40kg):5600円~
の体重の分類と価格となっています。
薬の選び方は?
チュアラブルタイプと液状タイプ
薬には、餌と一緒に口から摂取するチュアラブルタイプのものと肩甲骨の間に垂らす液状タイプのものがあります。
我が家では、チュアラブルタイプのものを与えたところ、吐いてしまったので、フィラリア、ノミ、マダニ対策のものは液状薬で与えています。胃に負担がないのも安心です。
液状スポットオンタイプの投薬の仕方
液状スポットオンタイプの薬は、肩甲骨の間に被毛をかきわけてたらすようにします。
動画の解説がわかりやすいですね
嫌がる子は冷たいのが嫌なのかも
うちの犬も、最初は嫌がっていました。
しかし、薬をポケットなどにいれて温めてから投薬すると嫌がらなくなりました。
嫌がる子には、試してみてください
液体スプレータイプ
飲み薬や液状タイプのが苦手な子には、液体スプレータイプのものもあります。
生後2日齢から使用でき、何かと不安な子犬期にも安心です。
フロントラインにもスプレータイプがありますが、有効成分が同じフィプロニル0.25%のフィプロフォートスプレー250mlがコストを抑えることができておすすめです。
ダニには4週間とノミには6週間〜2ヶ月の効果が持続します。
スプレータイプは適宜調整しながら利用でき、触られるのが苦手な猫や、保護されたばかりの人間に慣れていない子にも利用されています。
我が家では、毎月の液状スポットオンタイプに加えて草むらや公園に行くときは追加でスプレーしており、万一ノミダニが付着した時も咬まれることなく粘着テープ等で除去できています。
また、車に乗るときもシートに付着するのを防ぐために追加でスプレーしています。
レボリューションとは?
レボリューションとは、
便利なスポットオンタイプなため、経口薬が苦手なペットに最適です。犬用・猫用両方取り揃えています。
レボリューションの特徴としてノミの成虫駆除のみならず、卵の孵化までを防ぎます。
使い方はとてもカンタンで、月に一回、肩甲骨の間に投下するだけの経皮投与の駆除剤です。
ノミ・ダニだけでなく、フィラリアも予防することができ、副作用の症例も少ないため、安心して投薬できます。
さらに値段の安いストロングホールドはEU版レボリューション
ストロングホールドは「レボリューション」のヨーロッパ市場販売版となっています。
販売名が異なるだけで製造メーカーも成分もまったく同じ製品ですが、海外市場販売版のストロングホールドのほうが安く購入できます。
ストロングホールドは、レボリューションが3本しか入っていないのに対して6本入っています。
成分が同じなら、少しでも安い製品のほうが嬉しいですね♪
フィラリア予防薬の値段は?
フィラリア予防薬は犬の体重によって値段は変わります。小型犬ですと、1回数百円で済みますが、大型犬になると1回数千円の費用がかかってしまいます。
動物病院で薬をもらう場合には、薬の値段に加えて処方料金も必要となってきます。体重によって薬も変わるので、子犬の時期は獣医さんと相談しながら薬を選ぶと安心かもしれませんが、成犬となり、体重も安定してくると同じ薬を毎回動物病院で買うのももったいない気がします。
予防薬の効果持続期間は?
予防薬の効果持続期間は1か月です。
毎月の持続的な投薬が必要となります。
投与後2時間からシャンプーが可能ですが、我が家では毎月のシャンプー後に投与するよう決めています。
せっかく投薬をしていても、効果が切れてしまっていてはかわいそうですから、毎月忘れないようにしたいですね。
無事に届きました
無事に届きました。ご報告に開封の儀式を行います。
おまけもついています
通販でも安心してフィラリア薬を買える
最初はネット通販ということで抵抗ありましたが、無事届くことを確認してからは安心してリピートしています。
毎月かかる費用なので節約の効果は絶大です。
ペットを飼うには意外と費用がかかるものです。浮いた費用を、高い餌に変更したりワンちゃんの健康を守るお金に回してみてはいかがでしょうか。