コーギーブログ

元エンジニアで現在フリーランサー。消しゴムはんこの記事は嫁が書いています。みなさまのお役に立てるような内容をお届けしたいです。お問い合わせはお気軽にどうぞ

【文字の彫り方解説】オリジナルのお名前消しゴムはんこが簡単に作れます

自分専用のはんこが欲しい、子どもの名前のはんこが欲しい!
でもゴム印を特注で頼むと高いですよね。
そんなときは消しゴムはんこが簡単で便利です。好きなサイズ、好きなデザインで完全オリジナルのはんこを簡単に安く作ることができます。

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消しゴムはんこの作り方

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消しゴムはんこのきれいな彫り方のコツを画像つきで説明します。 特に、文字や細い線はきれいに彫ることが難しいです。しかし、コツさえわかれば簡単にオリジナルの図案で消しゴムはんこを作成することができます。

消しゴムはんこに必要な道具

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消しゴムはんこをはじめてみたいけど、必要な道具がわからない。なにを揃えていいかわからない初心者の方は多いのではないでしょうか。ここでは、最低限、用意したい道具をご紹介します。

お名前はんこのデザインをトレーシングペーパーに書こう

まずははんこのデザインを考えます。
消しゴムに転写するためにはトレーシングペーパーに図案をシャープペンシルで描く必要があります。
オリジナルのデザインでもいいですし、フリー使用可能なデザインを印刷して写すこともトレーシングペーパーなら簡単に作業できます。

はんこを彫るのをためらってしまう理由として『難しそう』というイメージがあると思います。
文字の部分は画数が多かったり細かかったりすると彫っている間に欠けてしまったりとなかなかハードルが高いと思われがちですが文字の入れ方を工夫するだけでハードルはかなり低くなります。

カタカナが簡単でおすすめ

まずはカタカナから彫り始めてみると彫りやすく、初めて彫ってもそれなりに形になりやすいです。
カタカナは比較的に画数が少なく、彫る部分が少なくて済みます。
カーブも少ないのではんこを始めたばかりという方はまずはカタカナで練習してみましょう。

濁点があるものはアルファベットでも

カタカナが簡単と書きましたがそれでも濁点の部分は難しいです。
入れたい文字に濁点がある場合はアルファベットに挑戦してみましょう。
文字数は増えてしまいますが、濁点を彫るよりもハードルが低いです。

ひらがなは画数やカーブが多い

消しゴムはんこに文字を入れる場合、ひらがなは画数やカーブが多く、またバランスを取るのが難しいです。最初から挑戦するのはハードルが少し高いので練習をしてから本番用のはんこを彫ってみましょう。
私がはんこを彫り始めたころ、特に難しいと思ったひらがなは『な』や『ま』、『ふ』です。

どうしてもひらがなで文字を入れたい場合は少し大きめのデザインにしてみましょう。

転写

トレーシングペーパーに鉛筆やシャープペンシルで描いたデザインを消しゴムにこすりつけて転写します。
消しゴムはんこ専用の消しゴムが最近は100円ショップでも売っていますがまずは普段使っている消しゴムに練習として彫ってみる、というのでも大丈夫なので新たに材料を買いそろえなくても始められます。消しゴムに粉が付着している場合は水で洗い流すかウエットティッシュで拭くなどして粉を落とさないと図案の転写ができないので注意です。

この転写の作業がはんこの作業工程の中で一番大事と言っても過言ではありません。
何故ならここで転写した線をもとに彫っていくからです。ここで線にムラがあると仕上がりもガタガタになってしまったりしますので丁寧に転写しましょう。

私はいつも少し細かいデザインで隙間が少ない場合は0.3mmのシャープペンでデザインを描くようにしています。転写の線が細いと仕上がりもすっきりしますよ。

消しゴムをカット

消しゴムに転写が完了したら消しゴムを必要な大きさにカットします。
線のギリギリをカットしてしまうと彫りにくくなりますので最低でも図案より一回りは大きく切り出します。カッターナイフなどでカットします。このとき、真っ直ぐ刃をおろすのを意識しましょう。斜めになってしまうと消しゴムのロスが多くなってしまい、もったいないです。

お名前はんこを彫ってみよう

転写が完了したら早速彫りましょう。
用意するものはデザインナイフ(無ければ普通のカッターナイフでも大丈夫です)、カッターマット、ライト、あとは練り消しがあると便利です。
ほとんどの物が100円ショップで揃えられますので文房具コーナーを見てみるといいですよ。

線のまわりを彫る

まずは線の外側に沿ってカッターの刃を入れていきましょう。
線と線の間隔があまりない場合は刃を深く入れすぎると隣の線の土台を傷つけてしまう可能性がありますので気持ち刃を浅く入れましょう。
何回も刃を抜き差しするとガタガタになりやすいので一筆書きの要領でスムーズに刃を進めていくルートを意識するときれいに彫れます。

線の外側に刃を入れ終わったら今度は今入れた刃先に向かって彫り、彫り跡がV字になるのを意識して周りを彫っていきます。
外側を彫るときに刃を深く入れすぎると土台が傷つくので気を付けましょう。綺麗に刃が入ると彫りカスもV字になっていますよ。
彫りカスが詰まってきれいに取れなかったときは練り消しを押し付けると取れますよ。細かい部分に刃を入れて取り出すのは危険なので練り消しを使いましょう。

余白を彫る

余白を彫るときはカッターで彫り進める人もいますが私はいつも彫刻刀で彫っています。
この時に周りの線を傷つけないように少しずつ彫り進めていきます。私も彫り始めの頃は勢いあまって線を傷つけてしまって最初から彫り直し、ということがありました。
インクを付けたときに余白に付かない程度の深さまで彫ることができればOKです。

余白処理についてはこちらの記事で細かく写真付きで紹介しています。

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形を整える

この作業は無くても印影に影響はあまりありませんが私ははんこ自体の見た目もよくしたいので取り入れています。
やりすぎると終わりが見えなくてどんどん消しゴムも減っていってしまいますのでほどほどにしましょう。

試し捺し

ここまで来たらインクを付けて試しに捺してみましょう。
捺してみて気になる部分があれば再度カッターで微調整をしていき、これを繰り返していきます。

クリーニング

はんこには転写したときのシャープペンの線が残っていると思います。
色の濃いインクを使う場合は残ったままでもあまり気になりませんが薄い色のインクで捺したいときは落とさないとインクパットを汚してしまったりしますのではんこが完成したらクリーニングをしましょう。

シャープペンシルの線をきれいに落とせるのがクレンジングオイルです。
クレンジングオイルをティッシュになじませ、はんこを優しく拭きます。
するときれいに落ち、また試し捺しの時のはんこに残っていたインクも落とすことができます。
ゴシゴシこするとせっかくきれいに彫れたはんこが欠けてしまったりしますので優しく丁寧に拭きましょう。

拭けたらクレンジングオイルの油分がはんこに残ったままになってしまいますので私はいつも食器用洗剤を泡立てて軽く洗います。
水で洗い流して拭いたら少し置いて乾かしておきます。

捺し方

はんこを片手で持ち、もう片方の手でインクパッドを持ってはんこの上からインクパッドを持ってる手を動かしてポンポンポン、、と付けて捺してあげると綺麗な印影で捺せますよ

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最初は簡単なデザインから始めましょう

見た目は少し難しそうな消しゴムはんこですがやってみると意外と簡単で他の1つ作るともう1つ、また1つと彫りたくなります。
最初から難しいデザインに挑戦すると心が折れてしまいますのでまずは簡単なデザインから始めていき、少しずつハードルを上げていきましょう。
慣れてくれば文字入れも漢字で入れたり筆記体で入れたりといろいろと挑戦ができて楽しいですよ。

道具も本格的なものを揃えなくても1000円あれば始められますので是非挑戦してみてくださいね。