消しゴムはんこの作り方
消しゴムはんこのきれいな彫り方のコツを画像つきで説明します。 特に、文字や細い線はきれいに彫ることが難しいです。しかし、コツさえわかれば簡単にオリジナルの図案で消しゴムはんこを作成することができます。
紙に図案を描きます
方眼用紙だと完成の大きさも正確にわかってオススメ。
紙の上にトレーシングペーパーを乗せ、図案を丁寧に写します。
(この作業が印影に影響するので一番大切かもしれません。)
図案を転写する
(開封したての消しゴムには粉がついているので、ウエットティッシュなどでふき取ってから)はんこ用の消しゴムに写した面が当たるようにトレーシングペーパーを乗せ、上から爪などでこすりつけて図案を転写します。
一度浮いてしまうときれいに転写できないので、押さえて確認しながら少しずつこすります。
消しゴムをカットする
転写できたらカッターナイフでちょうどいい大きさにカットします。
線の外側から彫っていく
線の外側から彫っていきます。デザインナイフの刃を外側に傾け、斜めに刃を入れます。
この時、刃を持っている手は動かさずに消しゴムを持っている方の手を動かして彫り進めていきます。
刃を内側に向けて彫っていく
次に④で彫った少し外側を、刃を内側に向けて彫っていきます。
この時に深く刃を入れすぎるとポロッと欠けてしまったり、強度が弱くなるので④で入れた刃先の位置まで刃を入れるイメージで彫り進めます。
彫った部分がVの字になるのを意識するといいです。
上手く刃が入るときれいに彫りカスが取れます。
線の内側を掘る
同じように線の内側も彫っていきます。
取れやすい部分は注意
文字の部分は特にポロッと取れやすいので刃を浅めに入れて彫っていきます。
彫り方は④~⑥の繰り返しです。
余白処理
線の周りを全て彫れたら彫刻刀で余白の部分を彫っていきます。
面積の狭い部分は線が欠けないように彫刻刀の角度を変えながら彫ります。
もう一度デザインナイフで線の周りを彫る
もう一度デザインナイフで線の周りを彫ります。
この工程はあっても無くても印影に影響ありませんが、印面がきれいになるので私は必ずやっています。
外側のいらない部分を切り落とす
図案の一番外側の線の外側に少し深めに刃を入れます。
(彫り方は④と同じで刃を外側に向けます。)
一周したら、カッターナイフに持ち替え、カッターを立てて外側のいらない部分を切り落とします。
そうすると⑨で入れた刃のおかげで線の周りの消しゴムがきれいに取れるので後はデザインカッターで形を整えます。
裏側の面取り
裏側も面取りのように角を落としておくと欠けにくくなります。
彫り終えたらねりけしで細かい彫りカスを取ります。
試し捺し
彫り終わったら試し捺しをします。
インクの上にはんこを乗せるのではなく、はんこの上にインクを載せるときれいに捺せます。
完成
完成です。
(試し捺しをして、気になる箇所があれば再びデザインナイフで彫ります。)
彫りやすい彫り方は人それぞれなのでいろんな彫り方で彫ってみて自分の彫りやすい方法を模索してください(^^)
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消しゴムはんこをはじめてみたいけど、必要な道具がわからない。なにを揃えていいかわからない初心者の方は多いのではないでしょうか。ここでは、最低限、用意したい道具をご紹介します。
動画でも説明しています
消しゴムはんこの彫り方を動画でも説明しています。
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