今週のお題「読書の秋」
なぜ、あなたはJavaでオブジェクト指向開発ができないのか―Javaの壁を克服する実践トレーニング
JAVAの入門書と並行して内容を進めていっています。ちなみに、JAVAの教科書はこちらを使っています。非常に分かりやすいです。
- この本の優れている点
- 1.継承など、どのように利用するのかわかりづらい概念をわかりやすく説明している
- 2.JAVAのサンプルコードが豊富
- 3.おすすめ活用法
- この本の優れていない点
- 1.初学者はこれだけではプログラミングが出来るようにはならない
- 2.タイトルが強烈すぎる
この本の優れている点
1.継承など、どのように利用するのかわかりづらい概念をわかりやすく説明している
どんな言語でもそうですが、この内容がどのように使われるのかが分かりにくい場合があります。特にJAVAは多いです。
例えば、JAVAで継承を習って、動物や犬の例えで説明されてもわかりません。わかったつもりになっただけです。よくあるJAVAの入門書をばっさりと切った内容に本書はなっています。
2.JAVAのサンプルコードが豊富
JAVAのサンプルコードが載っていますので、実際にプログラムを動かしながらオブジェクト指向を学べるのが非常に良いです。
簡単なじゃんけんプログラムから始まり、ばば抜き、7並べ、その他トランプゲームと流れるように進んでいきます。最終的には、トランプゲームの共通要素という話になり、簡単なフレームワークの説明で終わります。
3.おすすめ活用法
私としての、本書のおすすめ活用法としては、JAVAの入門書で勉強をしている人で、制御構文が一通り終わったくらいから、本書と並行してクラスや継承を学んでいくことをおすすめします。分かったつもりになってしまうことを防げますので、後でオブジェクト指向がーとなったときに抑えやすいと思います。また、オブジェクト指向がなんとなくわかっている人にも復習できる本としておすすめできます。
この本の優れていない点
1.初学者はこれだけではプログラミングが出来るようにはならない
サンプルコードは、JAVAの基本が出来る前提で記載されていますので別途JAVAの勉強をする必要があります。
2.タイトルが強烈すぎる
売れる本のタイトルなんでしょうが、内容としてはJAVAを用いたオブジェクト指向の入門書です。なぜ、あなたは・・・の部分の説明は少な目です。
2005年に出版され、今でも読まれている良書です。内容が少し古くなってきてしまっていますが、お勧めできる一冊です。
C言語の記事も書いています。