自分の口臭が気になる人は多くいると思います。口臭の原因や改善対策方法をまとめてみたいと思います。
病的口臭の対策
基本的な歯磨きから、鼻や喉の病気の対策方法も紹介します。
歯磨きを正しく行おう
歯磨きも、正しく行わないと歯垢が残り、口臭になります。歯周病対策のためにも、歯茎のマッサージも同時に行うと効果的です。
鼻うがいをしましょう
口の奥から臭いが発生している場合があります。鼻水や膿栓が原因のようです。鼻と口は繋がっていますし、喉と口も繋がっています。奥から発生する臭いの対策もしっかり行いましょう。
鼻うがいの方法
特別なやり方はありません。
①片手に水(食塩水や重曹入りの水だとさらに効果的)を持ち、片方の鼻の穴から吸い込む
②奥まで吸い込んだら吐き出す
鼻水や膿栓(臭い玉)、膿などが水と一緒に出てくることがあります。出てきた場合はこれが口臭の原因となっていますので、引き続き鼻うがいを行いましょう。
お風呂場や洗面所などで行うと、周りがぬれるのを気にせず行うことが出来ます。
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鼻呼吸を心がける
口の奥からにおいが発生している場合があります。鼻水や膿栓が原因のようです。鼻と口は繋がっていますし、喉と口も繋がっています。
唾液の分泌量を増やす
ガムを噛むことや、飴をなめるなどして、唾液の分泌量を増やしましょう。口の中で舌を動かしたり、酸っぱいものを想像するだけでも唾液の分泌は促されます。
口臭には大きく分けて5つの種類がある
生理的口臭
誰にでもあるにおいで、起床直後(起床時口臭)、空腹時(飢餓口臭)、緊張時(緊張時口臭)は特に口臭は強まります。これは唾液の分泌が減少し、細菌が増殖して口臭の原因物質である揮発性硫黄化合物(VSC)がたくさん作られるためです。しかし、歯みがきで細菌やVSCが減少し、食事をしたり、水分を積極的に補給するようにすることで唾液量が増加すれば急激に口臭は弱まります。したがって生活習慣の改善でよくなり、治療の必要がありません。
また女性の生理・妊娠時などホルモンバランス変化に伴う口臭、乳幼児期、学童期、思春期、成人期、老齢期、それぞれの年代固有の臭気(加齢臭)、民族的な口臭もあります。
飲食物・嗜好品による口臭
ニンニク、ネギ、酒、タバコ等による口臭は一時的なもので、時間の経過とともに臭いも無くなりますので治療の必要はありません。
病的口臭
鼻やのどの病気、呼吸器系の病気、消化器系の病気、糖尿病、肝臓疾患などが原因で口臭が起こる場合もありますが、病的口臭の90%以上は口の中にその原因があり、歯周病、むし歯(う蝕)、歯垢(しこう)「歯の周りに付く細菌の固まり」、歯石、舌苔(ぜったい)「舌の表面に付くコケ状の細菌の固まり」、唾液の減少、義歯(入れ歯)の清掃不良などがあげられます。
病気の原因を治療することで口臭を減らしたり、治すことができますので診断を受けてください。
ストレスによる口臭
ストレスにより唾液の量が少なくなると口の中が臭くなります。
心理的口臭
自分自身で強い臭いがあると思い込む人がいます。
生理的口臭の対策
まずは、口臭の多くの原因である、生理的口臭の対策を紹介します。
水分をたくさん取りましょう
口内が渇いているとにおいを発する場合があります。まずは、口内の水分量が十分かどうか確認し、対策・改善しましょう。
運動をしましょう
運動をすることで身体の老廃物を外に出しましょう。ストレス物質を体外に排出することは、口臭の根本対策になります。汗とともに臭いの原因を洗い流しましょう。
www.lifehackit.work過去にランニングに関する記事をかいています
腸内環境を整えましょう
花粉症の方など、アレルギー体質の方は腸内環境の改善で、アレルギーが緩和される場合があります。口臭も緩和される可能性がありますので腸内環境の改善を行ってみましょう。
病的口臭原因となる、主な病気を確認してみましょう。対策可能な病気の場合、歯科や内科の治療で改善しましょう。
口臭の原因となる主な病気
歯周病(歯ぐきからの出血)
初期においては痛みもなく自覚できません。ほっておくと静かに進行する病気です。 一見何でもないようでも、歯をみがくなど、ちょっとした刺激で容易に出血があることがよくあります。病気が進行すると歯ぐきからの出血に膿が混じってくるようになり、口臭もひどくなってきます。
むし歯
むし歯は独特の臭いを持っています。歯垢(しこう)が付着してくると歯を磨いてもなかなかきれいにとれません。そのためにむし歯ができます。食べかすやむし歯菌が、虫歯の穴の中にたまり臭いがきつくなり、口臭の原因になります。 小さなむし歯で口臭が強くなることはありません。しかしむし歯が進行してくると次第に口臭がきつくなってきます。神経まで侵され神経が腐ると、強烈な臭いがします。
歯垢(しこう)(プラーク)
歯の表面に付着する柔らかい堆積物でほとんどが細菌のかたまりです。食べ物の残りかすを栄養とする微生物とその代謝産物からなり、長期間たつと歯石を作っていきます。むし歯や歯周病の原因になります。
歯石
歯垢が作ったかたく固まった石灰分です。歯石がたくさん付くようになると口臭もひどくなってきます。また歯石が付くことにより歯周病を進行させます。
舌苔(ぜったい)
体調が良くないときなどには、舌の表面に白っぽいものが付着することがあります。これは舌苔(ぜったい)と呼ばれているもので、歯垢と同じような細菌の固まりです。これも口臭の原因になります。舌をきれいにすると口臭も軽減します。
唾液の減少
唾液は口臭予防に大切なものです。口の中を洗い流す作用、細菌の増殖を抑える作用、口の中の粘膜を保護する作用などがあります。唾液の分泌が少なくなると口の中が不潔にむし歯や歯槽膿漏になったり、口の中が乾燥して口臭が強くなったりしやすくなります。
プラスチックの人口歯
義歯(入れ歯)のプラスチック部分は色やにおいを吸着しますので、毎日きれいに清掃し、消毒剤に浸しておくことをお勧めします。一度吸着した色や臭いはなかなか取れません。
不良な冠、かぶせた金属の腐食
歯にかぶせた金冠が古くなって穴が開いたり、すき間ができたりすると汚れがたまり易くなります、また歯にかぶせた金冠の金属材質が体質に合わない場合があります。これらがあると口腔内が不潔になります。痛みがないために悪くなっていても気がつきません。意外と口臭の原因になっている場合が多いものです。
口腔ガン
口の中の癌(舌癌、頬粘膜(きょうねんまく)癌など)により口臭が発生することがあります。
鼻やのどの病気
鼻は口とつながっているため、副鼻腔炎(蓄膿症)や咽頭炎、喉頭炎などの炎症があると、たんぱく質を含む血液や膿が口の中に出てきて、口臭が起こります。
その他呼吸器系の病気、消化器系の病気
全身症状が原因となって口臭が発生することがあります。原因となる病気を診断して治療することで口臭は軽減されます。
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いかがでしたでしょうか。生活習慣の改善や原因となる病気の対策をしっかり行えば多くの場合、口臭の緩和は図れるそうです。日々の意識が必要ですね。