つわりのピークは？
つわりのピークは8～11週ごろです。
それ以降、症状がおさまっていき16週ごろには落ち着く妊婦さんが多いようです。これは胎盤が16週ごろに完成し、ホルモンのバランスが落ち着くからと言われています。
あくまでも平均なのでもちろん個人差があります。つわりが全くない人もいるし、分娩台の上で出産する直前まで症状がある人もいます。
私の場合は６〜１７週までつわりの症状がありました
私の場合はつわりの症状が出始めたのは6週ごろで、17週ごろまで症状がありました。絶不調の時期が長く、ピークはいつかと聞かれるとこの頃！と言えないくらいしんどい日々でした。
つわりの症状
吐き気
つわりと一言で言っても症状は人それぞれです。
ひたすら眠くなったり、何か食べていないと気持ち悪かったり、何をしていても気持ち悪かったり。
私の場合、最初は何か食べれば気持ち悪さは軽減されていました。
それが日に日に睡眠時間以外はずっと気持ち悪さが続くようになり、起きている間は何もする気が起きなく、座っていられる時間も短かったです。
寝室からリビングに移動しても常に横になって過ごしていました。食事もきちんととることが出来なくなり、何を食べても、何も食べなくても吐いてしまうようになりました。
においにもかなり敏感になり、食べ物のにおい全般（特に和風出汁のにおいがダメでした）や冷蔵庫のにおい、車の消臭剤のにおい、ドッグフードのにおいなど妊娠前は何も感じていなかったにおいをかぐと吐き気を感じていました。
寝ている間は気持ち悪いと感じないので昼寝をしたりしていましたが、日中寝すぎて夜寝られなくなってしまう、なんてことも多々ありました。
息苦しく、酸素が薄いような感じがする
さらにつわりのあった時期は常に酸素が薄いと感じていて、深呼吸を意識していました。起きている間は常に続き、呼吸がしずらいと感じる毎日でした。
食べられるもの
何を食べても吐いてしまう日が続き、栄養を摂れなくなってしまい少し動いただけで疲れてしまっていました。
体重も妊娠前からマイナス5㎏まで減ってしまいました。
そんな中、初期の頃に出血があった関係で薬を処方されていたので薬を飲むために食事をとらなくては、少しでも食べてカロリーを摂取しなくては、と思って食べられそうなものを模索していた中で私が食べられたものをご紹介します。
途中からはこれなら食べても吐かない、という安心感から食べていたものでもあります。
１位 天津甘栗
もともと栗が好きだったので天津甘栗、と聞いて食べられそうな気がしたのでホームセンターで小袋のパックがたくさん入っているものを買ってきてもらいました。
常に机の上に置いておいて、何か食べないと、と思って食べる気が起きたときにつまんでいました。栗には妊婦に必要な葉酸も含まれており、食物繊維も豊富で妊婦の栄養補給にはもってこいの食品です。天津甘栗は一口サイズでそのまま食べられる手軽さからかなりお世話になりました。
２位 じゃがいも
何か食べなきゃってときに炭水化物なら食べても吐かずに済んでいる、という経験から安心してエネルギー補給に食べていたのがじゃがいもです。台所に立てないくらいにつわりが酷かった時期には冷凍のフライドポテトをトースターで温めて食べていました。
塩コショウなどはせず、そのままのポテトの味で食べていました。
少し料理できるようになってからはじゃがいもを調理して焼いたり、グラタンにしたりしていました。腹持ちもよく、満足感が高かったです。
３位 サンドイッチ
少しは野菜も摂らなくては！と思い、ふとサンドイッチなら食べられる気がして一時期は一日の食事全てがサンドイッチ、ということもありました。
チーズが入っているとナチュラルチーズだったら、と気にしてしまっていたのでハムや卵、レタスが入ったサンドイッチを選んでいました。パンの耳の部分がダメだったので白い部分のみで作られたサンドイッチを食べていました。
日によってはサンドイッチを食べてもダメな日もありましたがつわりの酷かった時期の大事な栄養補給でした。
４位 冷凍たこ焼き
つわりに苦しんでいた中、唯一少し食べたいなと思えたのが冷凍のたこ焼きでした。自分でたこやき粉を水で溶いて、一からから作れれば添加物などの心配も少なくて済んだのかもしれませんが焼いている間のにおいが無理な気がしたので冷凍のたこやきを買ってきてもらい、食べていました。
しかし、しばらくは中のたこは食べることができず、衣の部分だけを食べていました。
５位 スープパスタ（インスタント）
寒くなってきて水分を取る回数が減ってしまい、水分量をあまり取れなくなってきた中、インスタントのスープパスタを食べていました。
つわりの酷い時期は野菜を消化することができていなかったのでトマト味のスープパスタなどを選んで食べるようにしていました。
規定量のお湯だと味が濃いと感じていたので少し多めに入れて、長めに時間を置いてパスタも少しふやかして食べていました。
身体も温まるし、満腹感も得られていてよかったです。
においがするものは口に入れることができない
基本的には冷たいもの、あまりにおいがしないものを食べていました。
自分が食べなくてもにおいを感じただけで吐いてしまっていました。
消化に時間のかかる食べ物は避けた方がいい
つわりが酷い場合、通常より消化器官が弱ってしまっています。
よく噛んで食べても胃の中に食べ物が停滞している時間が長いので消化に時間がかかるものはなるべく避けた方が胃に負担がかかりません。
少し汚い話ですが昼に食べたものが夜寝る直前まで胃にあったなんてことがしょっちゅうでした。
私の場合、野菜や海苔がなかなか消化できないでいました。
野菜は野菜ジュースを飲むようにしたり、スープなど形が無い状態で摂取した方が胃の負担も少なく、吐くことが少なかったように思います。
辛くてどうしようもないときは薬も
小半夏加茯苓湯(しょうはんげかぶくりょうとう)
お腹の赤ちゃんは健診に行く度に成長していましたが私の体重は行く度に減っていたので11週ごろ「小半夏加茯苓湯」というつわりに効くという漢方を処方してもらうことができました。
朝昼夜、食前に飲むというものでした。飲み始めたころは少し効果も実感できたので仕事がある日は飲むようにしていましたが、粉末の漢方だったので飲むと吐いてしまう火もありました。なので何も予定がない日は飲まなかったりもしました。漢方を飲むことによって食べたものを吐いてしまい、マイナスになってしまうのを避けたかったからです。
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仕事はいつまで続ける？
私の場合は18週ごろからお腹が出てきたなぁと感じるようになりました。でも、妊娠していることを知っている人が見ればお腹出てきたね、と分かるくらいで妊娠を知らない人からしたら気がつかない程度です。
見ても分からないくらいの大きさですがお腹が重く、歩くのも一歩ずつ転ばないように気を付けるようにしたりと自分自身の身体の変化は感じられるようになります。
デスクワークであれば産休を取得できるギリギリ（出産予定日の6週間前）まで働くことができると思いますが、立ち仕事だと身体に負担もかかります。お腹が大きくなってくることで重心も前に移動し、しゃがんだりすることがきつくなってきますので7か月くらい（27週ごろ）までが身体にも負担がかかりすぎることがなく、いいのではないでしょうか。
もちろん、産休を取れる時期は仕事の種類によると思いますし、お腹の出方もどのくらいの週数から出てくるのかは人によって違います。
仕事内容だけでなく、通勤方法によっても身体に負担がかかりますので自分の身体と相談して無理のないようにしましょう。
必要な栄養
赤ちゃんが小さいときはお母さんが無理して何か食べようとしなくてもお腹の中で成長していき、大きくなります。
私もつわりでほとんどまともな食事ができていませんでしたが健診に行く度に赤ちゃんは平均の大きさに成長していっていました。それはエコーに映る姿で確認できるくらい、目に見えてわかるものです。
葉酸とカルシウムが必要
そんな中、担当の先生に言われたのは葉酸とカルシウムは摂取するように、ということでした。
赤ちゃんの成長スピードはすさまじいです。母体がつらい中、どんどん必要な臓器や身体の部位などが作られていきます。
葉酸は妊娠前から摂取していることが望ましいと言われています。妊娠が進んでいくにつれ、貧血などになったりもしますので鉄分の補給も忘れずにするようにしましょう。
必要な栄養素を摂る方法
妊娠初期からバランスのいい食事を摂れるに越したことはありませんが、つわりの症状によってはなかなか普通の食事を食べることが難しいです。
サプリメントやタブレットなどに頼るのも一つの手です。
サプリメント
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私の場合、葉酸は天津甘栗とサプリメントから摂取していました。食事からとサプリメントから両方の摂取が望ましいですが無理して食べて吐いてしまってマイナスになっては意味が無いので調子が悪い日でもサプリメントだけは忘れずに飲むようにしていました。
カルシウムは最初の頃はヨーグルト味のタブレットを食べたり、牛乳にココアを少し混ぜて飲んでいました。
ウエハース
つわりが酷くなってからはタブレットを食べると吐いてしまっていたのですがそんな中見つけたのはカルシウム入りのウエハースです。タブレットほどにおいが強くなく、つわりが酷いときでも食べることができていました。
最近では鉄分の補給も兼ねてカルシウムと鉄分の入ったウエハースに切り替えて食べるようにしています。
野菜を食べられないときはビタミンのサプリメントも飲むようにしていましたがビタミン特有のにおいがダメで吐いてしまっていたのでそれ以降は野菜ジュースやインスタントのスープ、りんごなどでビタミンを補給していました。微々たるものではありますが食べないよりは、と思いながら食べていました。
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私の場合は思っていたよりつらかった
私は一般的な方に比べるとつわりの時期も長く、酷い方だったのだと思います。
妊娠前に話を聞いていたよりはるかにつらかったです。一時期は人として全く機能出来ていませんでしたが主人や愛犬、ご近所の方など周りの方々のおかげで乗り越えることが出来ました。
気持ち悪くて寝られないと安定期に入るまではいろいろ不安で検索したり、マイナスな方に考えてしまいがちですがプラスに考えていきましょう。
赤ちゃんのためにも落ち込まないように
ポジティブな気持ちでいることも大事だなと実感しました。それは、いくらつわりが酷くても健診時に赤ちゃんが成長しているのを実感できると気持ち悪さが一時的に軽減されたり、何かを食べる気になったりしていたからです。
安定期といってもなかなか落ち着かない不安な日が続きますがしばらくすると胎動を感じられるようになったりお腹が大きくなってきたりとつらいこと以上に喜びがあることを実感しています。
あくまでも個人の体験談です
ここまで書いた内容はあくまでも私の体験談です。
つわりの症状には個人差がありますので全ての妊婦さんに絶対に効くというわけではありません。
ですがつらい時期の経験が少しでも誰かの役に立てれば、と思い書きました。
自分に合う食べ物や乗り越え方の参考になれば嬉しいです。
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