最近の若者はすぐ仕事を辞める
「最近の若者はすぐ会社を辞める」 という話は数年前からよく聞くようになった。就職氷河期から就職売り手市場と変わり、転職が盛んに行われるようになった。3年以内に会社を去る人の割合が多くなった。
「転職する人」、「会社に残る人」
ここで、「転職する人」と、「会社に残る人」、どちらが優秀だろうか。 欧米では、数年に1度の転職は普通だ。なぜならば、より良い待遇や成長が見込める仕事を求めて会社を変えることは当然だからだ。
日本では、まだまだ、最初の会社を勤め上げることが理想であり、当然だという考え方が一般的である。しかし、20代の社員は30年以上も後の定年まで会社が存続しているか不安なのである。その不安を解消するために、転職をするのである。いまより給与の高い、労働時間の少ない、成長できる企業へと転職していくのである。転職する人は、行動力のある、向上心の高い優秀な人材だと考えられている。
転職はネガティブなことか
最近の若者はすぐ会社を辞める ということは事実だ。しかし、辞めるというのは辞められる側の言い分であって、辞める側としてはポジティブな動機で新しい会社に移っているのである。辞めることは悪いことではなく、良いことだという認識が広がりつつある。 今後、さらなる人材の流動化に伴い、採用活動だけでなく採用した人材に対して辞めないようにどうするか戦略を練る必要性が高まってくる。いくら優秀な人材を採用しても、辞められてしまってはマイナスだからだ。
転職は悪いことではない
いまの会社が悪いわけではない。転職する人は、次の会社の方が条件が良いから移るのである。納得感のある条件で、人材をつなぎとめることが出来ないと流出してしまう。 自分で考えて行動が出来る人の価値が高まっている。考えなくても良い仕事は機械に取って代わった。これからは、単純作業とは言えない少し難しい仕事も、人工知能 (AI)に取って変わられるだろう。考えて行動が出来る人、とはすなわち転職を実際に行動に移せる人なのである。
辞めるか悩んでいる人がいたら
もし、転職をするか悩んでいる人がいたら、まずは次の会社を探してみよう。次の会社が見つかり、条件がいまより良くなれば転職すれば良いのだ。もし、条件が合わなかった場合は今の会社で、次の転職に活かせるような経験を積むことがキャリアアップにつながる。
まずは転職サイトに登録し、他の会社の条件と比べてみてはいかがでしょうか?
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